Book! Book! Sendai 10th 第一弾 アートノードTALK 翻訳家・柴田元幸の朗読&レッスン『言葉の中へ』
Book! Book! Sendaiは、
2008年に活動を開始して今年で丸10年になります。
この2年は大きなイベントは行なわず、
宮城に新しくできた本のある場所を訪ねて話を聞き、
その内容をブログに載せて紹介することを主な活動
にしてきました。(記事一覧は→★こちら★ )
今年は記念の年でもあるし、
久しぶりに街へ出てイベントをいくつか行うことにしました。
その第一弾が柴田元幸さんの朗読&翻訳レッスンです。
たまたま柴田さんのイベントプロデュースをされているignition galleryの
熊谷さんから、柴田さんの朗読会を火星の庭でひらきませんかとお誘い
いただき、それならばBook! Book! Sendaiの企画として
アートノードと連携して開催したいと思いました。
その後話はトントンと進み、ようやく皆さんにお知らせができます。
熊谷さんのお話では、
柴田さんがマイクなしでも声が届くくらいの小さいスペースがご希望と
いうことで、狭い会場で申し訳ないですが、
ご参加希望の方はどうぞお早めにお申し込みください。
朗読、レッスンともに仙台ではなかなか体験できないこの機会、
どうぞお待ちしております。
◇
アートノードTALK
翻訳家・柴田元幸の朗読&レッスン
『言葉の中へ』
【日時】
2018年3月23日(金)開場は各15分前
第一部「翻訳教室~英語と日本語のあいだに~」18:00~19:30
定員:15名さま
第二部「朗読会~生身の声に耳を澄まして~」20:00~21:30
定員:40名さま
【場所】book cafe 火星の庭 http://www.kaseinoniwa.com
【料金】一部2700円/二部2000円 1ドリンク別
* 一部と二部の両方参加の方は500円引き
【お申込み方法(メールのみでの受付です)】
ご氏名
ご参加を希望する時間帯をお選びください。
一部「翻訳教室」
二部「朗読会」
一部&二部「翻訳教室と朗読会」
お電話番号
人数
を、下記予約先までメールでお知らせください。
*翻訳教室のテキストはお申込み後にお送りいたします。
──────────追記です!!──────────
★ 第二部の朗読会は、ご予約で満席となりました。
★ 第一部の翻訳教室は、まだ少しお席ございます。
──────────────────────────────
【予約先】book cafe 火星の庭
kasei★cafe.email.ne.jp(★を@に変えて)
ポール・オースター、レベッカ・ブラウン、スティーヴン・ミルハウザーなど、
現代アメリカ文学を数多く翻訳し、私たちに紹介してくれている翻訳家の柴田元幸さん。
柴田さんの翻訳を読んで、これまでの翻訳作品とはどこか違うなぁと感じた人も
多いのではないでしょうか。
その理由はおそらく、柴田さんが英語を日本語にただ移し替えているのではなく、
英語の中に入って翻訳しているからではないかと思います。さて、英語の中に入るとは。
今回、柴田さんには「翻訳教室」と「朗読会」を行って頂きます。
この2つのイベント、
“翻訳”をとおして、世界と自分の両方を豊かに更新するきっかけになればと思っています。
【イベント紹介】
第一部『翻訳教室』は、柴田さんの著書『翻訳教室』(朝日文庫)と同じように、
参加者があらかじめ提出した翻訳に基づいて行なうワークショップです。
課題として原文テクストを出すので、締め切りまでに翻訳して提出してください。
提出者全員の訳文を柴田さんが添削して返します。
当日は提出された訳文を元に、原文のニュアンスや文体を考えながら、
単語一つ一つを取りあげてどう訳すべきか、
参加者全員でディスカッションしていきます。
課題の提出は必須ではなく、ディスカッションのみの参加も可能です。
第ニ部『朗読会』は、文芸誌『MONKEY』を主に取りあげます。
語られる生身の声に耳を澄ます時、
その作品がいつどこで書かれたかは関係なくなり、今の物語になります。
柴田さんの朗読はまるで音楽のようで、
それはおそらく柴田さんが文章を聴くものとして捉えているから。
作家の息づかいやリズムに耳を澄まして翻訳されているからこそ、
それを声にした時、意味を超えた何かが響いてくる。
物語とはどういうものか、あらためてご体感ください。
【柴田元幸さんプロフィール】
翻訳家、東京大学文学部名誉教授。
ポール・オースター、レベッカ・ブラウン、スティーヴン・ミルハウザー、
スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソンなど、現代アメリカ文学を
数多く翻訳。2010年、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』(新潮社)
で日本翻訳文化賞を受賞。
最近の翻訳に、ジャック・ロンドン『犬物語』(スイッチ・パブリッシング)や
レアード・ハント『ネバーホーム』(朝日新聞出版)、
マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』(研究社)など
編訳書に、レアード・ハント『英文創作教室 Writing Your Own Stories』(研究社)
などがある。
文芸誌『MONKEY』、および英語文芸誌 Monkey Business 責任編集。
2017年、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。
【企画運営】
Book! Book! Sendai http://bookbooksendai.com
【主催】
せんだいメディアテーク http://www.smt.jp
【協力】
ignition gallery http://ignitiongallery.tumblr.com