デザイン誌『アイデア』(誠文堂新光社)の2018年10月号に
Book! Book! Sendaiが多賀城市立図書館にて6月から7月に
開催した「trip to zine」展の展評が載りました。
会場の展示風景、東北ゆかりのzineのなかから12紙をピックアップした書影、
展覧会の内容について書かれたテキストが見開き2ページにわたって掲載されています。
ライターの高橋さん、編集長の西さんには東京から観に来ていただきました。
会期から約二ヶ月が経ちますが、こうして振り返りの記事を載せていただけて
とてもありがたく、大都市だけでなく地方にもzineの歴史、文化が
あることが伝わっていったらいいなと思います。
多賀城市立図書館がまとめてくださったご来場者のアンケートを読むと、
遠くから観に来てくださった方も多いことがわかりました。
意識して残していこうとしなければ、消えてしまうものだけに、
保存する重要性も同時に広がることを願っています。
ほかの記事も読み応えがあります。
今号の『アイデア』は特集が「東アジアグラフィックデザインプロジェクトの
現在地」。ソウル、北京、香港、台北などの都市のデザインを
美しい写真とともに伝えています。独創的なブックデザインを見るにつけ、
東アジアカルチャーの変化と熱気を感じます。
また、半世紀以上の歴史をもつブルノ国際グラフィックデザイン・
ビエンナーレについても出品作品の画像をたっぷり紹介されています。
『アイデア』誌面は、テーマごとにレイアウトが変わり、
ブックデザインの観点からも魅力的です。
雑誌というより作品集&資料集の趣の『アイデア』。ぜひご覧ください。