先日開催いたしました『Book! Book! Miyagi @ 新寺こみち市』のご報告です。
Book! Book! Sendai(以下B!B!S)は、2008年に発足してから、毎年さまざまなイベントを開催してきました。サンモール一番町を会場とした一箱古本市もその一つです。
そして、2015年の回を最後に、それまで行ってきたイベント開催を一旦休止しまして、2016~17年度は新しい活動に取り組みました。『震災後にできた本と出会える場所』を取材しB!B!Sのwebサイトで紹介するインタビューシリーズです。
宮城県内、北は南三陸町から、南は福島県との県境・丸森町まで、新刊書、古本を販売する店舗もあれば、地域の方々の訪れる図書スペース、個人宅を使用した文庫もあり、海沿いもあれば山あいも住宅街もあり、さまざまな形の「本と出会える場所」が、震災後に誕生していました。それぞれの場を作った方々にお話をお聞きしてスペースを作るまでの経緯や、運営していく中での思いを語っていただきweb記事化していったものです。2年間で、7つの場所を取材させていただきました。
★『震災後にできた本と出会える場所』を訪ねるインタビューシリーズ
記事は、こちらより!→ http://bookbooksendai.com/?cat=49
そして今年、2018年、B!B!Sが10周年を迎え記念のイベントを立案するにあたって、上記のシリーズで登場していただいた皆さんが一堂に会する、そんな場を作れないだろうかと考え、誕生した企画でした。
会場は「新寺こみち市」の一角。
新寺こみち市は、毎月28日に開催されている農家や漁家、手づくり作家が50軒、出店する市です。
新寺こみち市実行委員会の中心の一人、西大立目祥子さんは、震災後のプロジェクト「RE:プロジェクト」でB!B!Sの代表・武田と一緒に活動をともにして、3年前にはB!B!Sのトークに出演していただくなど、おつき合いがありました。新寺こみち市は始まって5周年、B!B!Sは10周年と周年が重なり、この日だけB!B!Sも加わらせていただく形をお願いしたところご快諾いただいて、企画が具体化しました。
また、上記のインタビューシリーズで登場していただいた方々だけでなく、以前の「一箱古本市」で関わってくださっていたお店や、宮城県気仙沼市、福島県で、震災後に新規開業あるいは震災で一旦休止して再開をしたいくつかの古書店にも参加をお願いして、出店メンバーが決まってきました。
そして迎えた当日、4月28日は抜けるような青空、最高のお天気となりました!
会場の「新寺五丁目公園」に、出店者のブースが並び、多くの方にご来場いただきまして、終始にぎわいました。
こみち市史上、2番目の来場者数だったとのことです!
石巻まちの本棚(石巻市)
webサイト=http://bookishinomaki.com
B!B!Sによるインタビュー記事=http://bookbooksendai.com/?p=1537
NEWS STAND SATAKE & みなみさんりくブックス(南三陸町)
みなみさんりくブックス webサイト=http://minamisanrikubooks.tumblr.com
南三陸・校舎の宿「さんさん館」http://san3kan.sakura.ne.jp
南三陸さんさん商店街 https://www.sansan-minamisanriku.com
上サイト内・NEWS STAND SATAKEのページ↓
https://www.sansan-minamisanriku.com/shoplist/news-stand-satake/
B!B!Sによるインタビュー記事=
(みなみさんりくブックス)http://bookbooksendai.com/?p=1483
(NEWS STAND SATAKE)http://bookbooksendai.com/?p=1700
絵本図書室 ちいさいおうち(多賀城市)
ブログ http://ameblo.jp/tiisaiouti116/
B!B!Sによるインタビュー記事=http://bookbooksendai.com/?p=1602
スローバブックス(丸森町)
http://slowba.exblog.jp
B!B!Sによるインタビュー記事=http://bookbooksendai.com/?p=1664
イーストリアス(気仙沼市)
https://ameblo.jp/east-riasu/
岡田書店(福島県楢葉町)
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2015/10/post_12400.html
↑2015年「福島民報」での紹介記事です!
阿武隈書房(福島県いわき市)
http://www.abukumasyobo.com
うさぎや&本の路地裏(福島市)
http://fuwariusagi.jugem.jp
Books & Cafe コトウ(福島市)
https://www.facebook.com/BooksCafe-コトウ-1923775894576768/
ブックギャラリーポポタム(東京)
http://popotame.net
6jumbopins(秋田)
https://6jumbopins.stores.jp
のら珈琲(秋田)
http://nora-coffee.com
メアリーコリン(仙台市)
http://www.marycolin.com
B!B!Sによるインタビュー記事=http://bookbooksendai.com/?p=1637
古書水の森(仙台市)
B!B!Sによるインタビュー記事=http://bookbooksendai.com/?p=1682
RE:プロジェクト
http://re-project.sblo.jp
風の時編集部+3.11オモイデアーカイブ
http://yaplog.jp/sendai_kaze/
https://www.facebook.com/kazenotoki/
Book! Book! Sendaiのブースでは、
今回のフライヤーイラストを手がけていただいた松下さちこさんオリジナルグッズが多数登場!
松下さちこ webサイト http://r.goope.jp/m-sachiko-m
火星の庭のブース。そしてブースの一部に急遽、往来座さん(東京)の、【宮城県の古い絵葉書などの紙もの】コーナーができました~。往来座店主・瀬戸さんと画家の武藤さんには、終日お店番までしていただき大変お世話になりました!
book cafe 火星の庭 http://www.kaseinoniwa.com
往来座 https://ouraiza.exblog.jp
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今回の本の市は、家庭文庫「ちいさいおうち」のようなスペース、市民活動の「RE:プロジェクト」、「3.11オモイデアーカイブ」、世界のzineが楽しめる「ポポタム」、戦前から三代続く老舗「岡田書店」のような王道の古本屋といった様々な本にまつわる場所が集まりました。会場には、ベビーカーを押したご家族連れから、古本マニアの男性のお客様もたくさんいらして、幅広い年代の方々に来ていただきました。近ごろは価値観やスタイルが違う人達が混ざるというのが難しくなっているような気がしています。この日はそれが自然に実現していて、お客様が特定のブースだけでなく、ぐるぐるとブースを回遊してご覧いただいている風景が一番うれしいことでした。
そして、表立っては言いませんでしたが、震災の後もあきらめずに本屋を続けてきた方々に来ていただきたいというのが胸のなかにありました。もちろん、ここに参加された方達以外にももっと存在していて、お声がけできなかった方、ゴールデンウィーク初日で参加が難しかった方もいらっしゃいました。わたしたちの微力な範囲内でお声がけできただけです。今回の機会に宮城県内やおとなりの福島県には個人経営の本屋がたくさんあることを知っていただけましたら幸いです。
遠くからご参加いただいた出店者の皆さまには、朝早くから暑いなか立ちっぱなしで大変だったと思います。普段の仕事を休んで来ていただき、ほんとうにありがとうございました。こんどはわたしたちが会いに伺います。
ご来場の皆さま。初めての会場、試みにもかかわらずお運びいただきありがとうございました。できましたら、ここで出会った出店者のふだんの店舗やスペースを訪ねていただけましたら幸いです。
新寺こみち市実行委員会とこみち市出店者のみなさん、当日ボランティアスタッフをしてくださったみなさん、告知のサポートをしてくださった皆さん、応援いただいたメディアの皆さま、ありがとうございました。今回の開催はこみち市があってのことでした。イベントではなく定期市として、こみち市が5年かけて培ってきたものの大きさを感じました。本当にありがとうございました!
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Book! Book! Sendai 2018はこれからも続きます。
どの企画もどうぞよろしく~
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座談会 『この街の10年
お薬師さんの手づくり市×泉マルシェ×Book! Book! Sendai』
2018年6月6日(水)19:00~21:00
出演者:お薬師さんの手づくり市/佐藤正記、西大立目祥子
泉マルシェ/吉田久美子
Book! Book! Sendai/武田こうじ、前野久美子
会場:book cafe 火星の庭
参加費:500円 予約優先
予約申込先 info@bookbooksendai.com
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「trip to zine ~zineへの旅~」展
-1960年代から現在までの日本のzine-
2018年6月14日(木)~7月16日(月)
時間:9:00-21:30 年中無休
会場:多賀城市立図書館 3階ギャラリー
多賀城市中央2丁目4-3 多賀城駅北ビル A棟
電話 022-368-6226
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トーク「日本のzineについて100分で話すことすべて」
2018年6月23日(土)14:00~16:00
出演/ばるぼら、野中モモ
会場:多賀城市立図書館
参加費:無料
申し込み方法:ご予約は図書館1階カウンターにて直接受付させていただきます
または info@bookbooksendai.com までメールでお申し込みください
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