Book! Book! Sendaiとせんだいメディアテークが
恊働でこの一年間準備してきた「Diary」が完成しました!
4月はじめから無料配布が始まります。
見て楽しんで使っていただければ何よりです。
ここで「Diary」とは何なのか興味を持たれた方にご説明を。
まずは、紙面冒頭にあるステートメントより。
「Diary」は、
仙台・宮城の出来事をノンジャンルに並べた
街のドキュメントです。
アートと衣食住、個人と社会、ラジカルと成熟をつなぎ、
既成の壁を穿つ萌芽を大切にしています。
新聞紙と同じ大きさと風合いを持つ一枚の紙には
カレンダーのように日付が並び、
仙台、宮城でおこなわれるイベントが載っています。
情報紙として活用いただくのはもちろん、
いろいろな使い方ができるように作っています。
範囲は、仙台だけでなく宮城県全域。
ジャンルは、既成のジャンル分けから一歩拡大した視点の情報。
どの情報も均一に扱うことで先入観なく情報にふれられるようにしています。
きっかけは、一昨年、Book! Book! Sendaiとメディアテークで
「ちいさな出版がっこう」という講座を半年間おこないました。
そこで受講生が様々な本作りをするのをサポートするうちに、
ではBook! Book! Sendaiだったらどんなものを作るのか、
自分達もやってみるべきなのではと思いました。
本と街をテーマに5年間毎年ブックイベントを行ってきて、
本を読むように街を読み、
かつ思考や行動を促せるようなシンプルなものを作りたいと思いました。
配布期間をBook! Book! Sendaiがある6月と合わせて、その頃に
行われる宮城県のイベントを載せるといいね、ということになりました。
なので、掲載情報はGWから6月末になっております。
Book! Book! Sendaiの武田こうじと前野久美子が
メディアテークと毎月2~3回のミーティングを重ねて、準備してきました。
昨年秋に一度見本紙を作り、そこから練り上げて、情報の候補を絞り、
2月から各ジャンルの方々に呼びかけて情報を寄せて頂きました。
デザインは伊藤裕さんと何度もディスカッションを重ねて決めていきました。
使い方は、手帳として持ち歩いたり、カレンダーのように貼るなどして
ご活用いただけたらうれしいです。
枠左上の□には印を付けて行きたいものにチェックできるように。
イベントのない日も大切な一日として空欄にしてあります。
イベントへ行っても行かなくてもこんなにイベントがあるんだぁと
仙台ってこういう街なんだと想っていただくのも一つの使い方です。
仙台と宮城に住んでいる方と住んでいた方(外国人も)、
旅行者、短期滞在者、仙台と宮城を想っている方、
仙台と宮城について知りたい方すべてに向けて発信しております。
せんだいメディアテーク、book cafe 火星の庭はじめ、
公共文化施設、市内のギャラリー、カフェ、ショップなど
県内外のたくさんの場所で、4月初めから配布いたします。
「Diary」はイベント情報を網羅したものではありません。
Book! Book! Sendaiの視点で集めたごく一部の情報です。
興味の範囲が合わない方もいらっしゃると思います。
なので、
もっといろいろなスタイルと中身の「Diary」のようなものが作られれば、
街はもっと楽しくなると思います。
それと、これは制作上のことなのですが、情報を集め始めたのが2月。
6月までの情報が決まっていないところが多く、
原稿の〆切りが過ぎてしまい、
載せたくても載せられないものもありました。
この辺が紙媒体とネットとの差ですね。
今後はセクシャリティー、市民活動、外国人、作業福祉所、高齢者、
ファッション、美容などの情報も載せていきたいです。
まだまだ改善の余地があると思います。
まずは一号出して、手に取ってくださった方々のご意見をお聞きしながら
おもしろくなっていったらいいと思います。まずはスタート地点です。
今後、継続できるかは今のところ未定です。
Book! Book! Sendaiはボランティアですが、
印刷費とデザイン料、送料を捻出し、無料で配布するためには
お金が必要。どうしたらいいか検討中。続けられるようがんばります。
ということで、皆様、ぜひ実物をご覧ください。
そして、6月のBook! Book! Sendaiもどうぞよろしくお願いします!